「グーグルが消える日」

自己言及のパラドックス

今、「グーグルが消える日」と言う本を読んでいます。この本を買ったのはズバリ、「AIは、人間を超えるのか」の項目を読みたかったからです。

結論から言えばNOなのですが、その根拠が知りたかったのです。

その根拠は、AIは自己言及のパラドックスを理解できないからです。では、その「自己言及のパラドックス」とは何でしょうか。

「この文は間違っている」  この一文をどう理解しますか? そうです、自己矛盾に陥りますよね。

この解釈の自己矛盾をAIは理解(解釈)できない。これが「AIは人間を超えることが出来ない」という著者の指摘する超えられない根拠です。

AIは人間を超えられない

では、なぜ自己矛盾を理解(解釈)できないと人間を超えられないのでしょうか。

AIとは「知性」を超える「超知性」が存在したら、との設問から生まれました。何を持って知性を超える超知性というかと言えば、超知性は新たな知性を生み出せるとするからです。人の知性から生み出されたAIは自ら(人の手を借りずに)新たな知性を生み出せる超知性となり、やがて人を超えるというのです。

人工知能と訳されるAI(artificial intelligence)は人が書いたプログラム、ソフトウェアです。それが学習を重ね自ら新たなプログラムを書く能力を獲得し、自らを進化させる能力を持つことで、人の手を借りずに人を超える存在になると言うわけです。

自己言及のパラドックスとは、文字通り、自らに言及すると解決不能な問題を抱え込んでしまうと言うことです。プログラムに過ぎないAIがそのプログラムを自ら書き加える、書き換えるとは、正しく自らに言及することに他なりません。

つまり、その瞬間AIは解決不能な問題を抱え込んでしまうのです。

グーグルが消える日