運命線

よく手相に関する話しで、天下を取る相などと言われることがありますが、そんな相がそこらに有るはずも無く私は眉唾だと思っています。そんなことを言ったら手相自体が眉唾ですが。

 

一般的に手相では縦の線は良い線、横の線は悪い線と考えます。そうするとすぐに「私の手相は悪い」と言い出す人がいますが、前にも書いたように、手相には良いことは殆ど出ません。出ることは基本的に悪いことですから、心配はいりません。

 

それよりも問題は、手相の判断で良い悪いは相対的というか、線の意味は常に裏腹の意味を併せ持つと言うことです。ですから例え見えたこと(線の部分的な読み)が全体と相反する意味があったり、それぞれが矛盾していても、その「読みの矛盾」を言うことを恐れて判断を換えてはなりません。決して個々の判断を変えてはいけません。自分の「読み」を信じて思ったことを言い切ることが大切です。

 

私もこのようなことは何度も経験していますが、変えて当たった試しがありません。それどころか、相反すること、矛盾することの中に真実はあるものです。所詮は外から見ているだけで、本当のことはご本人にしか分からないのです。所詮は外れた、当たっている、と言われたことを信じるしかないのですし。手の皺を見て何かが分かるなどとは、不思議なこと、非科学的なことでしかありません。

 

話しを運命線に戻します。運命線とは手の中心に下から上に伸びる線で、7,8割方の人に出ています。出ていない人の方が少数です。生命線とは逆に手首に近いところが生まれたとき、中指の付け根が人生の終末と見ます。

 

手相の原則では、運命線は数少ない縦の線なので、その線を横切る横の線は悪い線、障害線と見ます。

 

始まり(下の方)が生命線から昇っている人、生命線の内側(親指の付け根側)から始まっている人、生命線から離れて始まっている人の3タイプが有り、内側の人は親の庇護の元育った、大事にされて育った人。生命線から立ちのぼっている人は自分の努力によって運が開ける、開いた、開く人などと見ます。生命線から離れて始まっている人は独立心旺盛な人、親の援助を必要としない人、人からの援助を受けられなかった人、親の干渉を嫌った人などと読みます。

 

勿論、手のひらの中央を一本はっきりと立ち上るのが良い線ですが、途中で消える人もいます。それは文字通り、糸の切れた凧のようになる人かもしれませんが、経験上そのように判断した人はいませんでした。それより、あるレベルに到達して安定し、満足した人でした。特にサラリーマンの方では定年退職を表すこともありました。ですから、運命線が無いからと言って、消えたからと言って必ずしも悪いことばかりではありません。見方によっては運命から解き放たれたとも言えます。と言っても、最後の「解き放たれる」とは理屈であって実際には出会ったことがありませんでした。ところが、手相を見るようになって45年もして初めてそう読んだ人に出会いました。

(次回に続く)

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