生命線

手相と言えば誰でも知っているのが生命線ですね。親指と人差し指の間から始まり親指の付け根を大きく取り囲むように弧を描いている線です。

 

前にも書きましたが、私は生命線で身体的な特徴(病気やけがの傷跡)などを見ます。傷跡については以前書いたように「島」(アーモンドアイのような形)が出ています。病気については生命線から出る下向きの線で見ます。時に弱々しい、あるいは震えるような勢いの無い線です。部位については上が頭でしたが足先と読みます。年代も上が幼少期、下が老年期とみます。

 

生命線で最も一般的に言われる寿命に関しては、生命線だけで見ることはありませんが、私は寿命に関して見る(告げる)ことはしません。過去に二回だけ見たことがあると書いたことがありますが、ごく親しい友人と父の二人です。結果は当たっていました。勿論本人には告げていません。

 

なぜ、寿命について見ない(告げない)のかというと、手相を見始めたもう50年近く前に、たまたま知り合った予備校のクラスメイトに寿命を見るように言われて、言葉に詰まり何も言えなくなったことがあります。ご本人の言うとおり当時は短命に見えました。彼の知る限りの肉親で男性は皆短命で、40代で亡くなっているとのことでした。確かに明らかに短い生命線でした。それは鮮明に記憶しています。それで、思わず言葉に詰まってしまったのでした。それで彼は全てを悟ったようで、お礼を言われて分かれました。地方から単身上京していたので、私の実家で食事をしようと誘うつもりだったのに、それっきりになりました。食事をした後で落ち着いてみれば色々なことが言えたはずでした。

 

少なくも手相は総合的に見るので、生命線が短いからと言って必ずしも短命ではないので、ゆとりを持って見ていれば短絡的なことは言わなかったはずです。誤解を、それも悲観的な誤解を与えたことを今でも悔いています。私は手相で、「いつ」と言うときには前後二年の幅を持つと以前書いたようにそれなりに幅を持たせるのは、単なる可能性に過ぎないからです。手相で一喜一憂するのは間違いですし、何より人生はご自分で切り開くべきものです。

 

実際は、こんなことを言っても納得しない人もいます。その場合は寿命では無く、晩年の健康運がしっかりしたものか、弱々しく、年相応に衰えていくかぐらいにと止めています。

 

それでも、どうしても何歳まで生きるのか知りたがる人もいます。長い付き合いで、いつも最後はそれが話題になる方で「**歳まで生きたい」と言われるので、困った私は「ご自分で、もうダメだと思ってから2年は生きる」と言うようになりました。何の根拠も無いのですが、なぜかその方の手を見ると、その言葉が頭をよぎったのです。

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